ミックスパネラーの國崎です。
mixpanelと連携できるSaaSについて「色々ありすぎてわからない！」という方向けに、一体どんなSaaSとmixpanelは連携できるのかをまとめてみました。

ついでに当ブログで行った検証記事についても合わせてご紹介します！

mixpanelと連携できるSaaS一覧

2023年12月時点の情報ですがmixpanelは以下SaaS製品と連携できます。

ここでは各製品にフォーカスするとキリがないので各ジャンルにおいて連携するとどんなことが可能になるかなどを以下お伝えします。

メッセージング

mixpanelには「コホート」というユーザーグループを作成する機能があります。
このコホートはmixpanelにおいても大変便利な機能でSQLなどを使わずともUI上のダッシュボード操作のみで複雑な条件指定をしてユーザーグループを作成することが可能です。

このコホートをメッセージング系のSaaSに連携することでmixpanelで分析したユーザーにダイレクトにメッセージが配信できるということが可能になります。
メリットを挙げると以下です。

• メッセージ配信ツールで都度ユーザーグループを作成する必要がない
• mixpanelで作れるユーザーグループであればメッセージ配信ツールで作成できないユーザーグループにも配信できる

以下記事はメッセージングSaaSのBrazeとmixpanelを連携した際の検証記事ですが、この連携を行うことで自動でmixpanelで作成したユーザーグループをBrazeに連携しつづけることが可能になりました。

このメッセージングSaaSとの連携については直接連携ができないSaaSでもWebhookを使って連携することも可能です。

注意点としてmixpanelでのデータ計測はリアルタイムから可能な仕様になってますが、メッセージングSaaSに連携する際はリアルタイムではなく、連携処理の頻度に依存します。
上のBrazeの連携だと最短で15分間隔でした。

ABテスト

mixpanelではABテストの分析ができる機能「エクスペリメント」があります。
エクスペリメントを使うとABテストで切り分けたユーザーの分析もすることが可能です。

ただABテストの実装機能はmixpanelにはないので、ABテストをする場合は他のSaaS製品との連携や追加の開発が必要になってきます。
例えば現在mixpanelと直接連携できるVWOのABテストツールを使えばVWOで実装したABテストのユーザーグループをmixpanelのコホートとして作成する使い方などもできます。

アトリビュート

モバイルアプリの効果測定をする「ADJUST」や「AppsFlyer」と連携することで各広告から流れてきたユーザーの行動分析も行うことが可能になります。
またアプリのインストールも含めた行動も分析できます。

• ADJUSTとの連携手順
• AppsFlyerとの連携手順

WEB広告に限って言えばAD広告のAPI連携ができればmixpanelの標準機能でCPCやROASを可視化することが可能です。
ただこちらはユーザーの特定までは出来ないので、あくまで広告媒体の費用対効果が可視化できるだけの機能になります。

CDP/データウェアハウス

CDPやデータウェアハウスをmixpanelに直接連携してデータをインポートすることも可能です。
この連携を行うことでmixpanelのSDKで取れないデータをmixpanelに反映できたりします。

ただ現在mixpanelと直接連携できるCDPはSegmentとRudderstack、データウェアハウスはBigQueryとSnowflakeとRedshiftとDatabricksになります。
これらの製品以外のCDPやデータウェアハウスとの連携はAPIが必要になってきます。

mixpanelへのインポートについては以下記事で詳しく案内してます。

またデータウェアハウスとの連携ではエクスポートできる機能もありますが、こちらは別途オプション料金が発生してきます。

ELT/リバースETL

mixpanelと複数のSaaSを一括してシームレスに連携可能にするツールも紹介します。
Fivetranはmixpanelからデータをエクスポートする際に活用できるELTツールです。

Fivetranとの連携作業は非常に簡単で以下の検証記事ではSnowflakeとの連携について記載してます。

あとHighTouchはmixpanelにデータをインポートする際に活用できるリバースETLツールです。
HighTouchを使った連携はデータの連携頻度なども細かく調整できます。

AD広告

「Google Ads」「facebook Ads」にmixpanelのコホートを連携して、そのコホートに広告を表示させることも可能です。
リターゲティングに活用できたりします。

アンケート/オンボーディング

アンケートやオンボーディングのSaaSと連携することでmixpanelで作成したコホートをそれらのSaaSにエクスポートすることができます。
例として以下ではNPSを配信できるWootricやオンボーディングプロセスで活用できるAppcuesとの連携手順について紹介します。

• Wootricとの連携手順
• Appcuesとの連携手順

以上がmixpanelとの連携できるSaaSについての案内となります。

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